小林清親の美人画「花模様：寛文元禄頃」 / Woman in Japanese Historic Costume, Kanbun Genroku era     

No 5158 / 書名：花模様 / Hana moyo / 作者：小林清親 / Kobayashi Kiyochika / 刊行国：Japan / 刊行年：n.d.

色刷木版画 / 原寸：72×36cm / 明治時代
※本作は3枚続の摺物を1つの画像にまとめたものです。
　本来は3枚に分けて描かれた作品であるため、色味や図案の整合に若干の不統一があることをご了承ください。


明治時代の画家、版画家、小林清親(1847-1915)の連作「時代風俗 花模様」のひとつ。
本連作は江戸時代の衣装風俗を題材に、慶長頃(1596-1615)から天保頃(1830-1844)までを10の時代に分けて描いた3枚続錦絵の全10作シリーズ。
各時代の女性像を前景に、風俗描写を後景に配した特徴的な構図で全作品を統一し、およそ300年にわたる江戸文化を鮮やかに表現した本作は、明治時代を代表する版画家であり、「最後の浮世絵師」とも呼ばれた小林清親の中期の名品です。

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